MacGaffin

MacGaffin, MacGuffin, McGuffin〔英語〕マクガフィン

アイルランド北部をルーツとするサーネーム

由来

アイルランド語のMacEacháinのAnglicisations(英国化)であり、「Eachánの息子」を意味する。またEachánは、Eachaidhの指小辞で、ゲール語での”馬”を意味する。

後述する表現技法としての用例で見る通り、アイルランドでは一般的なサーネームである。

派生

MacGowan, McGowan, MacGowin, McGowin, MacGowen, McGowen, Gow, Gowan, Gowen, Gowin, MacGavin, McGavinなどと様々な形に変化し派生している。

表現技法としてのマクガフィン

小説や映画などフィクション作品における表現手法のひとつで、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられるプロット・デバイスを指していう。※ただし明確な定義があるわけではなく、主に映画業界で漠然と用いられるワードであるため、その用法は様々に変化している。

例えば泥棒が狙う宝石やスパイが狙う重要書類などがマクガフィンの典型例である。何故登場人物はそれらを追い求めるのかについては、作品内では殆どあるいは全く説明がなされないことが多い。

マクガフィンは、あくまで登場人物の動機付けに用いられるため内容そのものは重要ではないことから、他のものに置き換えてもストーリーが成立する。またマクガフィンは通常、物語の序盤で言及され、物語のクライマックスで再登場するものの、その重要性が徐々に低下して最後にはその存在が忘れられることも多い。

この表現技法そのものは古くから使われていたが、その概念を「マクガフィン」と表現したのはイギリスの脚本家アンガス・マクフェイル(Angus MacPhail)であるとされ、彼と協同したアルフレッド・ヒッチコック監督(Sir Alfred Joseph Hitchcock)により普及した。

※なおヒッチコック(Hitchcock)という姓は、Richardの愛称の派生形である。

ヒッチコックによると、マクガフィンの語源は二人の男が汽車で交わした小噺に由来するという。ある人物が「棚の上の荷物は何だい?」と聞くと、別の人物は「あれは”マクガフィン”さ」と答える。「”マクガフィン”とは何だい?」と聞くと、「あぁスコットランドのハイランド地方で使われる、ライオンを捕まえる罠さ」と答える。「でもハイランド地方にライオンなんていないぞ」と問うと、「じゃあ、あの荷物はマクガフィンではないな」と答える。

私たちがスタジオで「マクガフィン」と呼ぶものがある。それはどんな物語にも現れる機械的な要素だ。それは泥棒ものではたいていネックレスで、スパイものではたいてい書類だ。
(アルフレッド・ヒッチコック)

 

 

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