Jacob〔英語〕ジェイコブ
- 英語圏:男性のギブンネーム、サーネーム
由来
ヘブライ語起源のヤコブ(Jacob、かかとをつかむ者=人を出し抜く者)に由来する。
旧約聖書の創世記に、イサク(Isaac)の息子ヤコブが登場する。ヤコブの母はリベカ、祖父は太祖アブラハム。
ヤコブは双子の兄エサウを出し抜いて長子の祝福を得たため、兄から命を狙われることになって逃亡する。兄エサウとの和解を志して会いに行く途中、ヤボク川の渡し(後に彼がペヌエルと名付けた場所)で天使と格闘したことから神の勝者を意味する「イスラエル」(「イシャラー(勝つ者)」「エル(神)」の複合名詞)の名を与えられる。※イスラエルは「神(エール)が支配する、神の支配」という意味があるともされる。
※この神を表す「エル、エール(’ēl)」はミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルなどヘブライ語由来の天使の名にも含まれる。
ヤコブはレア、ラケル、ビルハ、ジルパという4人の妻との間に娘と12人の息子をもうけた。その息子たちがイスラエル十二部族の祖となったとされ、後にイスラエルの国名となっている。
※童謡に「アブラハムの子」という歌があり、そこでは「アブラハムには七人の子、ひとりはのっぽであとはチビ」と歌われる。諸説あるが、このアブラハムは実は太祖アブラハムであり、のっぽがイサクであるとされる。
アブラハムは始め、側室ハガルとの間に長男イシュマエルが、また正妻サラとの間に次男イサクが居たが、後にイシュマエルとハガルを荒野に追放してしまう。さらにサラが亡くなった後に迎えた後妻ケトラとの間にジムラン、ヨクシャン、メダン、ミディアン、イシュバク、シュアハの6人の息子をもうけている。つまり”のっぽ”が長男のイサクで、”あとはチビ”の6人は後妻ケトラとの間に生まれた子たちだと考えると辻褄が合うことになる。
この歌の原曲はアメリカの童謡「Father Abraham」であるとされ、そこでは歌詞が少し異なっている(many sonsとしか出て来ない)。日本語歌詞の作詞者は名古屋YMCAのリクリエーション・リーダーであった加藤孝広とされているが、彼が何を意図して作詞したのかはよくわかっていない。
アブラハムは始め、側室ハガルとの間に長男イシュマエルが、また正妻サラとの間に次男イサクが居たが、後にイシュマエルとハガルを荒野に追放してしまう。さらにサラが亡くなった後に迎えた後妻ケトラとの間にジムラン、ヨクシャン、メダン、ミディアン、イシュバク、シュアハの6人の息子をもうけている。つまり”のっぽ”が長男のイサクで、”あとはチビ”の6人は後妻ケトラとの間に生まれた子たちだと考えると辻褄が合うことになる。
この歌の原曲はアメリカの童謡「Father Abraham」であるとされ、そこでは歌詞が少し異なっている(many sonsとしか出て来ない)。日本語歌詞の作詞者は名古屋YMCAのリクリエーション・リーダーであった加藤孝広とされているが、彼が何を意図して作詞したのかはよくわかっていない。
派生
- ジェームズ(英語: James)
- ヤーコプ(ドイツ語Jakob)
- ジャック(フランス語: Jacques)
- ジャコブ(フランス語: Jacob)
- ジャコモ(イタリア語: Giacomo)
- ヤコポ(イタリア語:Jacopo)
- ハイメ(スペイン語: Jaime)
- ハメス(スペイン語: James)
- ディエゴ(スペイン語: Diego)
短縮形
短縮型はジェイク(Jake)、ジャック(Jack)。このジャックの息子でJacksonとさらに派生する。