Jennifer

Jennifer〔英語〕ジェニファー

  • 女性のギブンネーム

由来

ケルト祖語でグィネヴィア(Guinevere)「美しき(白い)精霊」を意味する。コーンウォール語ではGwynnever、ウェールズ語でのGwenhwyfarに対応する。

グィネヴィアは、レオデグランス王(Leodegrance)の娘で、アーサー王の王妃となった人物。後に円卓の騎士長ランスロットと出会った時、グィネヴィアは彼に一目惚れしてしまう。2人はすぐに不倫関係になったが、夫のアーサーは長い間そのことに気付かなかった。後にこれが公になると、アーサー王とランスロットとの戦いとなる。この時、グィネヴィアが王位奪還を目論むロット王の息子モルドレッドMordredの求婚を受諾したことからアーサー王はブリテンに戻り、カムランの戦いでモルドレッドを倒した。しかし、その戦いでアーサー王も致命傷を負い、伝説の島アヴァロンAvalonに運ばれ、そこで生涯を終えた。

グニエーヴル、ギネヴィア、グェネヴィア、グィナヴィーア、グウィニヴィア、グインネヴィア、グウィネヴィアなどと表記し、英語ではジェニファー(英語: Jennifer)と派生する。

※ウェールズ語のGwenhwyfar(Gwen-hwy-far)が、中英語・中世フランス語ではGuinevere(Guin-evi-vere)と変化し、これがコーンウォール語でJennifer / Jenifer(Jen-ni-fer)となった。

20世紀初頭の劇作家ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw、1856-1950)の戯曲『The Doctor’s Dilemma』(1906)に登場して以降、ジェニファー(英語: Jennifer)は人気名になった。特にアメリカでは1970~1980年代に大流行した。

著名人

Jennifer Connelly(Jennifer Lynn Connelly、1970-)

アメリカの女優。父はGerard Karl Connellyでアイルランド系、ノルウェー系の血を引く。また母のIlene Schumanはユダヤ系で、ロシア、ポーランドの血を引いている。姓の「Connelly」もアイルランド系。

派生

  • ジュヌヴィエーヴ(フランス語圏: Genevieve)

愛称

ジェニJeni, ジェンJen, ジェニーJennie, Jenny, Jenni, Jenyなど。

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